2人を愛する日常 #1

私には妻ともう1人、愛している人がいます。

彼女とは職場で出会い、数々の人生相談に乗っているうちに、私の方が好きになってしまいました。

”道ならぬ恋”

そんなふうに表現されるのが一般的なんででしょう。

しかし、止めることはできませんでした。

彼女の名前は”あつこ”(仮名)

私よりもひと回り以上年上です。

あつこの詳細についてはこれからの日記で少しずつ出していきたいと思います。

あつこと私は職場で時間を共にすることが多くありました。

しかし彼女は僕を男として見るどころか、おそらく可愛い若者としか思っていなかったでしょう。

私の結婚式の写真を見せた時も、嬉しそうに見ていたし、私と妻の間に子どもができた時には、自分のことのように喜び、自分のこと以上に妻の身体を心配してくれていました。

 

私も、あつこと一緒に働いていきた数年間、”綺麗な人だなあ〜”と思いつつも、恋愛感情や彼女をどうにかしたいといったようなことは考えていませんでした。

むしろ、彼女の仕事に取り組む姿勢に心底感銘を受け、一緒に働く幸せを噛み締めていたのです。

社会人としての、いち先輩、といった感じでした。

 

しかし、日常というものは突如として変化していくもので・・・

 

私はあつこのことを女性として見るようになりました。

 

そのきっかけとは・・・

 

#2へ続く。